神戸市で車の内装補修を行っているi-works代表かたぎの施工ブログをご覧いただき、いつもありがとうございます。
今日の施工のご紹介はマツダロードスターの革シートのリペア。
個人のお客様からホームページを見て問い合わせいただきました。ありがとうございます!
日程の都合でシートを外して持ち帰って施工の合間合間に作業を進めることに。
持って帰って来てまず施工前の画像から。
運転席は乗り降りする時によく擦れる部分が破れています。中のウレタンスポンジも撚れてしまって本来あるべき場所にありません。革を分解しないと中身を元通りにはできないので、小さな穴から届く範囲だけスポンジを除去。届かない箇所はやむなくそのままに。
助手席側は運転席に比べて劣化が酷くなってます。オーナーさんが運転席はメンテナンス剤を塗り込んでおられたようですが、助手席はあまり塗らなかったとのこと。塗膜はほぼなく、銀面が露出している箇所がほとんど。
塗膜面がキレイに整ってないせいか、ヘッドレストの部分の「EUNOS」のロゴが見にくくなってます。
どちらの座席も「Roadstar」と刺繍がしてあったのですが、糸は切れてなくなってます。予算と時間の都合で刺繍ではなく塗って染めることに。
破れてからの期間が長かったのか、破れの箇所は乾燥気味。そのまま塞いでも強度を確保できないので、へたっている箇所は思いきって切除します。
シート座面と背もたれを繋げる金具のカバーは塗装がベタベタ。ラップを巻いて汚れないようにしておられました。涙ぐましい努力です。
よく触るところは自分で拭き取ったりされたようです。
でもそのままだと見るも無惨なので、こちらもキレイにしましょう。
革用の塗料でひび割れを埋めながら全面染め上げました。スプレーで塗装するため、ステッチが染まってしまいますが、それは施工前に了承頂いてました。
丁寧に塗料を擦り込み、なくなっていた塗膜を再生できました。最後にちょうどよいツヤ加減にスプレー塗装して仕上げます。
「Roadstar」のロゴ部分もキレイに赤が出るように下色を入れてからの塗装。なんとか思った通りの色が出ました。そのまま赤を塗ってもきれいな赤にならないんですよ。
ヘッドレストのパンチング穴の「EUNOS」ロゴもキレイに塗装して表面が揃うと、しっかりと文字が浮き上がって見えるようになりましたね。
ベタベタしていたプラスチックのカバーもサラッと仕上がりました。レバーなど触るときにも気になりません。プラスチックの部分にはプラスチック専用の塗料を使用。今後はべたつくことはありません。
破れていた箇所はしっかり下処理してから埋めたので、補修痕が残ることなくキレイに塞がりました。シワが見える箇所は内部のスポンジが取れなかった箇所。ステッチが切れてほつれていた箇所は縫い直しました。
何日かに分けて作業しておりましたが、十分な期間をもらえたので落ち着いて作業できました。
新品当時の色が分からず、参考にする色がなかったため、納品の時はイメージした色に仕上げられたか少しドキドキでしたが、大変に喜んでいただきました。イメージ通りの色に仕上げられて良かったです(^o^)v
「わぁ~ キレイになりましたねえ」
「新品みたいですね」
「これでまた長く使えますね」
喜んでいただけました。特別仕様のシートで、あまり出回ってないシートなんだそうです。そう聞くとなおさらキレイになおったので良かったです(^o^)v
★インテリアリペアとは…
「モケットシート」に出来てしまったたばこの焦げ穴を専用の充填剤を用いて補修します。「破れ」にも可能な限り目立たなくするように施工致します。
「革シート」の経年劣化に伴う擦れ・割れ・破れなどを専用の補修材と塗装の技術によって「なかったことに!」できます。
「ステアリング」の擦れを専用の補修材と塗装技術によって補修して、「新品のように」復元致します。
「シフトノブ」の損傷・塗装剥がれなどを塗装技術によって補修して、「元通りに」復元します。
「内張り」につけてしまったキズ・破れを専用の充填材と塗装技術によって「元通りに」修復できます。
「ダッシュボード」のパーツを取り外す際に出来た傷、剥がれや経年劣化によって生じたひび割れなどを、専用の充填材と塗装の技術によって分かりにくくします。
交換ではないので取り寄せのための待ち時間がなく、その場で速く・安く直すことができ、廃棄物も出ません。一般的な補修の場合は新品交換より格安の費用で施工できます。
溶剤を使用しないので、施工する人はもちろんお客様も安心して施工後すぐにお乗りいただけます。