神戸市で車の内装補修を行なっているi-works代表かたぎの施工ブログをいつもご覧いただき、ありがとうございます。
今日は市内の中古車販売店さんからのご依頼で、ポルシェのエアコンスイッチのべたつき除去&復元処理です。1年ほど前にも別の方からご依頼頂いたことがありましたが、かなりイイ感じに仕上げられたのでご紹介いたします。
それにしても難易度高いお仕事でした。
まずはインテリアはこんな感じ。レンガ色の様な内装が印象的な色使いです。この色がこの後の革シートのリペアでも悩ませることに。
勢い余って作業始めちゃってからあわててパチリ。
さて、患部はこちらです。
ファンマークが消えてしまってます。
「TEMP」マークの下も剥がれています。こちらは文字が消えていないので活かす方向で。全体をクリーニングしてからの仕上げじゃないので若干の段差ができてしまいます。
さて、仕上がりました。
本来、こういうスイッチ類は仕上がりの良さを求めるなら、完全に分解して徹底したクリーニングをして仕上げるのが良いのですが、予算と納車までの日取りとその他諸々の事情で取り付けたままでの施工。
しっかり塗膜を重ねないとライトが点いた時に透けてしまうし、かといって分厚く塗りすぎても仕上がりはイマイチになるし。難しいところでした。少しずつ塗り重ねながら状態を確認する、を繰り返しながら仕上げていきました。
溝のなかの汚れが取りきれてないですね。頑張ったんですけど…
マークは全てバックライト透過式のスイッチなので、きれいにマークの部分だけ塗装しない様にしないといけません。
マークの幅は4㎜。小さいので結構慎重に作業しないと…
もう少しきれいに仕上げたかったですけど、なんとかご納得いただける仕上がりになりました。
きっとその道のプロが見たら笑われる様な仕上がりかもしれませんが、1年前からすれば確実にうまいことできた、はず(笑)
「イイ感じにできとるやんか イイやん、いいやん?」
「これだけスッキリしたら安心してお客さんに引き渡せるわ」
お役に立てて何よりです。
★インテリアリペアとは…
「モケットシート」に出来てしまったたばこの焦げ穴を専用の充填剤を用いて補修します。「破れ」にも可能な限り目立たなくするように施工致します。
「革シート」の経年劣化に伴う擦れ・割れ・破れなどを専用の補修材と塗装の技術によって「なかったことに!」できます。
「ステアリング」の擦れを専用の補修材と塗装技術によって補修して、「新品のように」復元致します。
「シフトノブ」の損傷・塗装剥がれなどを塗装技術によって補修して、「元通りに」復元します。
「内張り」につけてしまったキズ・破れを専用の充填材と塗装技術によって「元通りに」修復できます。
「ダッシュボード」のパーツを取り外す際に出来た傷、剥がれや経年劣化によって生じたひび割れなどを、専用の充填材と塗装の技術によって分かりにくくします。
交換ではないので取り寄せのための納期がなく、その場で速く・安く直すことができ、廃棄物も出ません。一般的な補修の場合は新品交換の1/3〜1/5の費用で施工できます。
最終の塗装に溶剤を使用しないので、施工する人はもちろんお客様も安心して施工後すぐにお乗りいただけます。